ある桜の木があった。それはどこにでもある普通の桜の木だった。
満開になれば、見るものはその美しさに嘆息するような、普通の桜の木。
その木は普通の桜のように咲いたり散ったりしながら普通に生きて枯れるはずだった。


西行妖という桜の木があった。
その下で眠る歌聖の名に因んだともいうが、最早本当のことは誰も憶えていなかった。
その桜ときたら、見ただけで死に誘われる程の厄介な代物で、
当時高名な退魔師や魔法使いやらが退治しようとしたが、逆に命を奪われるという有様だった。
どうにもならないことを知ったある呪術師は、その桜を誰も近づけないように囲い、
それ以上の害を為さぬよう祀るためにそこに住んだ。それが西行寺家の興りとなった。


やがて幾代もの時は経ち、西行妖のことは西行寺家の外では次第に忘れられていった。
だが、その妖力は依然としてそこに在った。
西行寺家は確かに西行妖を封ずるものとして機能していたが、
春だけは、桜の花咲くその季節だけは、その力を封じ込めることができなかった。
風に乗りあたりに広がる西行妖の花びら。それだけでも弱い者を死に誘うには充分だったのだ。
そして生者の魂を魅了し、その生気を吸えば吸う程、西行妖は美しく艶やかな花を咲かせるのだった。
誰も見ることの無い花を、その巨大な樹身一杯に。

そんな、美しく、でも不気味なある春の日に、西行寺家に一人の女児が生まれる。
その子は遊々子と名付けられた。
代々西行寺家の庭師兼護衛を務めていた家の子である陽樹を遊び友達として、
遊々子は健やかに育った。
だが遊々子には尋常ならざる所があった。
元々異能の血を引いていた西行寺家ではあったが、その力とも大きく異なっているようだった。

遊々子の力は、死と深く関わるものだった。
幼いときには、近くに住む見ず知らずの他人の死を予知したり、
死んだ筈の者と会話したといって周囲を気味悪がらせた。
またある時遊々子は、医者にも見離される程の死病を患ったことがあった。
だが遊々子は突然回復する。その時、館で働いていたものの一人が、急死した。
その噂は館の外にも漏れることとなり、遊々子は皆に恐れられるようになった。
両親からすらも。

だが遊々子は独りではなかった。
辛い事があった時、遊々子は西行妖のところに行くのだった。
皆には近づくなと言われたが、
その桜の下に居れば、遊々子はいつだって幸せだった。
そして幼馴染の陽樹が、いつだって傍に居てくれた。
西行妖の妖力も何故か二人には効果を及ぼさず、
遊々子達は他の誰もが近づかず、近づけない西行妖の下で、
しばしば一緒の時を過ごした。
西行妖のまわりはいつだって静かで、
まるで二人だけの聖域のようだった。
桜の咲く季節にもなれば、咲き誇る満開の西行妖に、
彼女たちはいつまでも見とれていたものだった。

そしてそんな遊々子も西行寺家の嬢として立派に育ったある春の日に、悲劇は起こる。
いや…これはずっと昔から続く悲劇とも喜劇ともつかない芝居の、一つの幕に過ぎないのだろう。


遊々子は花の香りの中、目を覚ました。
春の、桜の花の柔らかな薫り。だがどこか胸に燻る――線香のような、死を感じさせる香り。
半ば夢心地のままゆっくりと目を開く。

綺麗に整った、いつもの遊々子の部屋に桜の花びらが舞っていた。
戸が開いている訳ではない。花びらどころか風も入って来ない筈の部屋に、
まるで雪のようにふわふわと、薄桃色の花びらが舞い落ちる。
空気さえも朧に桜色に染まり、その現実感の無い美しさに、
遊々子は夢を見ているのだと思った。
心地良い春の眠りに、未だ夢が醒めやらずにいるに違いない。
庭中の桜も、あの桜も満開になって、その薫りがこんな夢を見せているのだと。

だが、遊々子の胸を次第に恐怖が締め付け始める。
彼女の死を知る力が告げていた。
これは現実で、この館、いやこの付近一帯で恐ろしいことが起こっていることを。

障子を開ければ、あたりを蔽うは花霞。
むせ返る程の花の薫りに死の香り。
部屋に廊下に骸は転がり、
それすらも華の賑わいとなる。
死体を糧に色づく桜は、庭に揺ら揺ら咲き狂い、
夢に魂誘う蝶は、空に振ら振ら舞い踊る。
誰も彼もが安らかな顔で、
幸せな夢に落ちていくかのように、死んでいた。

遊々子は悲鳴をあげて庭へと飛び出した。
これは夢。悪い夢。
この悪夢から、出して。
恐怖はもはや言葉とならず、叫びと涙になって零れ落ちる。
そこへ丁度陽樹が現れた。
良かった、独りじゃなかった。
桜の木々が立ち並ぶ庭の中を駆け寄る二人。
だが遊々子の無事を見て喜んだ陽樹の顔が、驚きに凍りつく。
遊々子はいぶかしみ、あたりを伺った。
ふと、池の表に己の顔が写る。

遊々子の美しい黒髪と黒い瞳は、桜色に染まっていた。
いや、艶やかで妖しげなその色は、まるで満開の、西行妖の花の色。
そして遊々子は気づいた。
自分の周囲に漂う桜の花びらが、自分自身の髪から、体から舞い上がっている事に。

…私が?
生きとし生ける、全てのものに、醒めることの無い春眠を。
足が震える。腕も、体も。吹き出した汗が、急速に冷えていくように感じる。
眩暈がして、立って居られない。
支えようとした陽樹の手を、遊々子はよろよろと避けて、後ずさる。

「―来ちゃ、駄目」
悲痛な叫び、むしろ泣き声。
遊々子は陽樹の静止も聞かず、屋敷に向かって逃げるように駆け出した。

そうだ、お父様なら。
お父様なら、きっと。
長き年月西行妖を祀りつづけ、桜の力を封ずる力を持ったお父様なら、
私の事も助けてくれるに違いない。

そう言いつつもそれが儚い希望であることを、遊々子は知って、感じていた。
だが今の遊々子にはそれに縋るしかなかった。

両親の部屋は屋敷の中央、西行妖のいる中庭に面した部屋。
襖にかけた遊々子の手が震える。
心に重くのしかかる、嫌な予感というには生温い、もはや確信。
だが遊々子は開けて確かめざるをえなかった。
彼女にはそうするしか、無かった。

遊々子は呆然と立ち尽くしていた。
これは夢。
舞い散る花びらが見せる、儚い夢。
狂い咲く桜が見せる、狂った夢。
遊々子から巻き起こる花びらはその勢いを増し、
桜吹雪と云って良い程までに激しく。
そして奥の、中庭へと繋がる障子が、ゆっくりと開く。
桜の花びらが呼応するかのように内と外から舞い上がる。
そこに見えたのは、美しく美しく咲き誇る西行妖。
遊々子は悟った。自分自身が何者なのかを。



日が暮れるにつれ、屋敷を覆っていた桜の夢は薄れていくようだった。
だが全てが色を取り戻すことはまた、全てが現実であったことをも残酷にも示すのだった。
そしてこの平静も、とりあえずの餓えを満たした猛獣が一時大人しくしているかのような、
束の間のもののように思えた。

埋葬を終えると、陽樹は屋敷に引き返した。
師匠でもあった親の形見となった、大小の刀を腰に佩く。
これからは、自分がお嬢を守らねばならない。
何が起ころうと、たとえ敵わぬとも、せめてこの命の尽きるまで。
既に夜も更け、空には洸々と満月が光っていた。
満月の下に咲く満開の桜は昼間以上に美しかったが、
それも陽樹の心を重くするだけだった。

今や二人の他に生きる者は誰も居なくなった屋敷の中は、
明かりもなく静まり返っていた。
遊々子の部屋に陽樹は重い足取りで向かう。
最早どんな言葉をかければいいか彼には解らなかった。
挨拶の後、ゆっくりと障子を開く。

陽樹は息を飲んだ。
障子の隙間から差し込む白い光が遊々子を照らす。
闇に青白く浮かぶ、遊々子が纏っているそれは、死装束だった。
長かった髪も肩程までに切られ、
月明かりの中でぼんやりと、桜色にきらめいている。
そしてその白く小さな手には、白木の鞘に入った短刀がきつく握り締められていた。

陽樹は悲痛な叫びを上げる。
「お嬢…!」
「永い間…有難う。西行寺家家長としてあなたの務めを解きます。
西行寺家は…ここで終えます。」
遊々子の瞳は悲しげながら、強い意志を感じさせたが、
その奥に隠した筈の弱さが目に濡れた光を帯びさせていた。

「お嬢…逃げましょう…何処か遠く、誰もいない所まで…」
遊々子は淋しげに目を瞑る。
「逃げ場なんて、何処にあるのでしょう?
私は行く先々に死をもたらすでしょう。
何処へ行っても、私は私からは逃げられない。」

沈黙が二人を包む。虫の声も、気配すらも無い、静寂。
「…あの桜も、私も、存在してはいけなかったの。
もし私があの桜の写し身ならば……私の命であの桜を封じられるかもしれません。」

陽樹の目から涙が溢れ出す。
「お嬢。私は…、私は何処までもお供いたします。
たとえ冥土であろうとも、何時までも。」
遊々子は悲しく微笑んだ。
「…有難う…でも御免なさい。…私は、これ以上誰も死に誘いたくないの。」
遊々子はそっと手を差し伸ばす。その手には小さな紐付きの袋がのっている。
「これが、あなたを死から遠ざける護りとなるよう祈ります。
最期の折に、こんなものしか残せない私を、許してください。
…私が死に誘うだけでなかった証と成りますように。」
陽樹は御守りを握り、ただ咽ぶことしかできなかった。

遊々子は陽樹に背を向け、立ち上がった。
…遊々子の頬に伝った涙が、月光に静かに輝いていた。
「陽樹、お願いがあります…。私の亡骸はあの桜の下に埋めてください。
その際、決して西行妖を見上げないように。
御免なさい…こんな御願いをして。
…おかしいでしょう?全てが、あの桜のせいだというのに。
私はあの桜から離れることができない。何よりも憎いのに、愛おしくて。」

せめてあなたは、幸せに…。
そう呟くと、遊々子は襖を開いた。
それを追おうと立ち上がろうとする陽樹を止める、遊々子の声。
「来ちゃ、駄目!」
その声は、いままでどんな時に聞いた声よりも必死な声。
「お願い。きっとあなたも連れて行ってしまうから。」
零れ落ちる涙とともに、襖が閉まる。
独り部屋に取り残された陽樹には、ただ唇を噛み、堪えることしかできなかった。


…西行妖は、その美しさを更に増したようだった。
月明かりの所為だけではあるまい。
それは間違いなく遊々子がかつて見たことの無い程見事な花模様だった。

「…全てが花霞の見せた幻だったみたい。幸せなことも、悲しいことも。
それともやっぱり春の暁の夢なのかしら。
…さあ、終わりにしましょう…」


陽樹の耳に、幽かな声が響いた気がした。

身のうさを思ひしらでややみなまし
そむくならひのなき世なりせば

それは…遊々子の辞世の句だったのだろうか?

「…お嬢!」
陽樹は西行妖に向かって駆け出した。



西行妖に背を向けながら、陽樹は黙々と穴を埋める。
桜の下には嬢の亡骸。
死化粧には桜の花と、ぽつりぽつりと降る涙。

埋葬が終わった。陽樹は呆然と立ち尽くしたまま、悲嘆に暮れていた。
背後では、相変わらずの様子で西行妖が咲き誇っているようだった。
お嬢の死も、結局何を変えることもできなかったのか。
やはり私もこのまま後を追おうか。
そんな事を考えていると、
後ろから突然、陽樹を呼ぶ声が聞こえた。
それは聞き間違えよう筈も無い、愛おしいお嬢の声。
疑問を抱く間も無く、陽樹は反射的に振り向いてしまった。


陽樹は見た。
望月の下、透き通るように深く、冥い空。
複雑にうねった幹と枝ぶりは、霧の立ち込める峡谷のような幽玄さを醸し出し、
その花の咲くさまは、山々に咲く花全てを一つの樹に凝縮したような華やかさと厳かさに満ちていた。
そして無数の花びらが、月影の中儚くきらめきながら、ゆっくりと舞い落ちる。
それは西行妖の吸ってきた、幾万もの命の、その輝き。
まさしくそれは此の世とは思えぬ美しさだった。

そしてその満開の西行妖を背に、月のように淡く光る死装束を纏った嬢が浮かぶ。
深い桜色を湛えたその髪と瞳は、淡く燃えているかのようにぼんやりと柔らかな光を放ち、
元より白かったその肌は、一層白く、透き通るように美しく、そして艶やかな輝きを帯びているのだった。

…嬢はどこか悲しげな微笑みを浮かべながら、優しく手招く…

陽樹の心はもはや現し世には無かった。
満開の西行妖と嬢に誘われて、死に至らぬ者など在ろうか?
それでなくとも陽樹は半ばそれを望んでいたのだから。
お嬢のいない此の世に何の未練があろう?
だが。
陽樹の心を灼くものがあった。
それが辛うじて陽樹の心を現し世に引き戻す。
自尽しようと剣にのばした手に触れたのは、遊々子の御守り。
それは生前の遊々子の想いを遺すもの。


甘い死の眠りに屈さなかった陽樹を、幽々子は淋しげな目で見つめる。
何故?、そんな呟きが聞こえたような気がする。
陽樹にだって、理由など解っていなかっただろう。
だが、果たさねばならない約束がある。心の痛みが、そう告げている。


西行妖の巨躯がざわめく。
それにあわせて遊々子は舞う。
美しく、しかし心を亡くしたかのように。
まるで繰られる人形のように。

お嬢は、西行妖の虜になってしまったのか。
生きても、死しても、西行妖の呪縛からは逃れられないというのか。
西行妖の滅ぶまで、永久に久遠に亡霊として。

遊々子の起こす花霞が、
陽樹の周囲に次第に厚く立ちこめる。
花びらは視界を桜色に塗りつぶし、
薫りは次第に感覚を麻痺させてゆく。

陽樹は、裂帛の気合いと共に刀を鞘走らせる。
大気を揺るがすような、一閃。
陽樹を覆う霞は吹き飛び、
吹き溜まっていた花びらが一気に夜空へと舞い上がってゆく。

陽樹はゆっくりともう一刀を抜き、構える。
冷たく鋭く光を写す双振りの刀。
お嬢、お嬢に刃を向ける無礼をお許し下さい。
その代わり私がお嬢に代わり、此の桜に封印を。

死を誘うものの死をもって、死を誘うものに死の封印を。
だが、西行妖は嬢の亡骸と亡霊を繋ぎ止めることで、
嬢を生と死の境界に封じこめた。
嬢の完全なる死をもってせねば、死の封印も完成しない。

陽樹には勿論そんなことが解っていたわけではない。
彼が願ったのはただ、嬢の魂が西行妖から解き放たれること。
ただ、それだけ。


亡霊は幽雅に舞う。
生ける者を死に誘うために。
滅びの理知らしめるように。

─桜に花を、咲かせましょう。

─月下に花を、散らせましょう。

─骸に花を、捧げましょう。

真偽の境眩ます花が、
夢現の境惑わす蝶が、
生死の境断ち切る刃が、
十重二十重と降り注ぐ。
それはおよそ人の身では抗い切れぬもの。
人に世の理に背く術が無いように。

だが、そのもはや生く道無き道の中、
陽樹は精神を極限まで集中させる。
感覚が、何処までも広がってゆく。
刹那が劫にも感じられる。
花の、蝶の描く、過去、そして未来への動きが
美しい軌跡となって見える。
西行妖の、その花びらの一枚一枚の息吹までもが聞こえる。
桜と嬢を取り巻き、そこに流れ込む力の流れが光の筋となって解る。
そして感じる、西行妖の意志を。お嬢の遺志を。
お嬢の亡骸の仄かな温もりさえも。

陽樹の体に、蝶が、刃が吸い込まれていく。
それらは陽樹に痛みを与えない。
かわりに身も心も、夢幻に溶かしてゆく。
次第に命を失っていく、陽樹の体。
今の陽樹ならあるいは、この圧倒的な死をかわすことが出来たかもしれない。
だが陽樹はそうせず、ただひたすら思いを一つに注ぐ。

願うなら、二度と苦しみを味わうことの無い様…
ただ一念に嬢が救われることを願って。
陽樹の剣が、閃めく。


…だが西行妖には微塵の傷もつかなかった。
いや、それは西行妖を狙ったものではなかったのだ。
西行妖を中心とした八芒星が剣閃によって描かれ、刹那、現し世との舫を解き放つ。
そして嬢の亡霊と西行妖の繋がりが断ち切れる。
結界は成った。
世界を隔てる境界が開き、嬢の亡霊とともに西行妖が、嬢の亡骸が、西行寺家が、
冥界に引きずり込まれた。

…こうして西行寺家は消滅した。一切の生者を残さず。

そう、ただ一人現し世に残されるはずだった生者、陽樹は、
半ば死の世界に誘われていたために半人半幽となって
冥界に引きずり込まれてしまったのだった。


生きる者無き幽界の、訪ねる者無き楼閣で、
主従の新しい、それでいて何も変わらない生活が始まった。

完全に幽霊となった遊々子、いや幽々子は記憶を失ったが、
半分人間のままの妖忌は記憶を残し続けた。

幽々子は記憶を無くしたせいか、
あるいはそれが本来の幽々子であったのか、
死に誘うことをすっかり楽しむようになってしまった。
あれ程までに、死を選ぶほどに厭った事を、
嬉々として行う幽々子を見る妖忌の胸中は複雑だったが、
お嬢の幸せそうな様子を見て、これはこれでいいのかも知れないと思った。
西行妖もすっかりその妖力を潜め、
あれ以来花を咲かせる事すら無くなっていた。

まるで止まっているかのような悠久の時を、
二人は静かに共に過ごした。


しかしいつしか妖忌は気付く。
嬢が霊として転生も消滅もせず、あるいは自分のように年を取ることも無いことに。
世の理に背くかのような幽々子の存在。
思い当たることは一つ。
西行妖。その封印。

嬢の亡骸ある限り、花の満たさる事は無く。
花の樹に満たされぬ限り、亡骸滅ぶこともない。
嬢の亡骸滅ばぬ限り、嬢の亡霊もまた救われぬ。

嬢は未だ、西行妖の呪縛から逃れられずにいたのだ。
あるいは妖忌自らがそれを完成させる最後の一太刀を振るってしまったのか。

方法は一つ。西行妖を朽ち滅ぼすこと。
その時嬢に時間が戻り、
永久の鎖は解きほどかれる。

だがやがて妖忌は幽々子の前から姿を消す。
後継ぐ者に思いを託したつもりで。
彼は悟ってしまったのだ。
自分では、西行妖を滅ぼせないことに。
自分では、幽々子を救えないことに。



ある桜の木があった。それはどんな桜よりも美しい桜の木だった。
満開になれば、見るものはその美しさに魂さえも奪われるような、美しい桜の木。
だがその桜が満開になることは、もうない。






Rさんの見せてくれた幽々子過去話SSへの自分流の返答。
最初は明かされていない設定についての解釈…だったのだが、
途中から妥当性よりもこの話単体としての面白さ重視になっており、
こういう設定だとは正直全く思っていない。
恥ずかしい文章の連発っぷりが趣味全開。



























私も自称SS書きでおまけに今幽々様過去SS書いているのですが、めちゃくちゃいいです。参考になりました。
幽々様の過去はいろいろとややこしいです、でもこんなに綺麗にまとめているなんて、すごいです。
これからもがんばってください 虎乃子猫(2004/07/05,23:00)
西行寺幽々子の物語としては
理想的だと思います。ああ、これだよ…という思いです。
へたな感想文ですいません。 哲(2004/07/06,13:31)
どうも有り難う御座います。
パズルっぽい構造とか、おまけtxt自体から面白い話なのですが、
これはこれで幽々子様らしい美しさが出てれば〜と思います。 Katzeh(2004/07/09,02:31)
初出のときからこのSSに胸キュンだったのですが!
描かれたのはKatzehさんだったんですね…

txtは保存してありますが、それよりまず脳裏にイメージとして補完していますです。 no name@何で気づかなかったんだろうorz(2005/01/08,03:27)
実はこんな文を書く人でした。お恥ずかしい。
最近SSはすっかり書いてませんが…
幽々子は、妖6面は、本当に激しく儚く、美しい。 Katzeh(2005/01/09,14:43)

 (2006/04/23,02:15)
西行妖、西行寺幽々子、魂魄妖忌。この三つの物語としてはまれに見る傑作 (2008/03/24,04:49)

 (2008/06/18,01:10)
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